みなさん、熱せん妄ってご存知ですか？
私は全く知らず、息子くんの様子に本当にどうして良いかわからず、驚くばかりでした。
三連休で休診の小児科が多い中で、365日21時くらいまで受診できる病院を記事にしたばかりでした。
区の夜間診療に行って、何も処置してもらえず、帰ったこともあり、お守り的な病院です。
診察を終え、22時くらいに家に着き、その後すぐ息子くんが眠りにつき、安心していたところでした。
息子くんが急に苦しい苦しいと言って、のたうちまわり始めたのです。
全く制御も効かず、こちらの声が届かない、そんな様子でした。
そうこうしているうちに、今度は家の中を叫びながら走り回り、外に出ようとドアにドンドンとぶつかり始めました。
夫が何故か少し外の空気を吸って頭を冷やした方がいいと思ったらしく、ドアを開けてしまったそうなのです。
ドアを開けたその瞬間、息子くんは裸足で外を走り出しました。
我が家はマンションなのですが、階下まで叫びながら裸足で走っていってしまい、夫が追いかけ、なんとか敷地の外に出ることなく済みました。
その後、何とか家に連れ戻し、またベッドでのたうちまわり、何事もなかったかのように、すぅーっと眠りにつきました。
一体、何が起こったのか、よく理解できない状況に、当初は夜驚症かなと思いましたが、調べていくうちに、熱せん妄という考えに至りました。
熱せん妄とは、高熱が出たことによって引き起こされる精神的な混乱状態で、幼児期から学童期のこどもたちに発生しやすいようです。
熱が下がれば、症状はなくなる一過性のものみたいです。
ただ注意しなくてはいけないのは、外に出て道路に飛び出して事故になったり、飛び降りてしまうケースもあるという事。
タミフルの副作用で話題になった症状とも似ていますね。
本当に突然なのですよ。
前触れも一切ない状態でした。
翌朝、息子くんに夜中のことを話すと全く覚えていないとのこと。
まるで悪魔に取り憑かれたかのような出来事でした。
きっと一昔前なら悪魔祓いをお願いしていたんじゃないかな？
それくらい狂気の沙汰でした。
子供が発熱した場合は、鍵を閉め、補助錠をかけることをお勧めします。
そして、子供にひとりで留守番はさせないようにする。
我が家は今後これを徹底したいと思います。
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